某バンドに参加するSHUNの曲たち。


by alchemist_poem

フェンリルの首輪

月夜におぼろげな遠吠え
今日も街は眠らないように
今朝吹いた炎の風の
余熱がまだ冷め切らぬまま

首輪を奪われた悲しげなフェンリル
全ては汚れた金と名声のため

戦いの火蓋は彼のために切られた
大きな体はただ首輪探しているだけ
人間という動物に追いやられた彼は
本当は血も憎しみも望まないのに

伝説に生きた狼は
もう全てに嫌気がさしているのに
戦争だとか名誉だとか
俺には関係がないと言う

首輪を探していただけなのに
憂いの表情に見る鋭い牙

単純な好奇心や独占欲から
人は彼を巡り争いを繰り返す
仕方なかった最小限の抵抗は
たくさんの銃口に火をともした

傷ついた体はもう動かせない
山に帰っていった彼の涙
知らないまま今日も争う愚か者
誰が悪いとも言わないまま

彼に寄り添うように一人の少女が
傷だらけの体を預けて息絶えた
未だ燃え盛る街並みを見下ろして
フェンリルは最後の力で吼えて見せた


music SHUN
lyric SHUN
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by alchemist_poem | 2007-04-11 02:05